たったこれだけ!伝わるプレゼン資料の作り方(デザイン編)

最終更新: 9月3日


・ページ数が多過ぎて聞いてるのがしんどい

・おしゃれ過ぎて意味不明

・字が多すぎて見る気が失せる

・なんかダサい

・結果何が伝えたかったのかわからない

プレゼンのブラッシュアップのお仕事を受けていますが、惜しいなぁと感じることが何度かありました。折角良い内容なのに、相手に伝わらないのはもったいないですよね。

そこで今回は、相手に伝わるプレゼン資料の作り方を解説していきます。前後編で分け、前編ではデザインについて、後編ではストーリーラインについて記載していきます。


1.なぜ分かりにくいプレゼンになってしまうのか

そもそも何故分かりにくいプレゼンになってしまうのでしょうか。

これまでの経験上2つの理由があると考えています。

1)いきなりPCを開いて資料作成を初めてしまう

2)言いたいことを全部盛り込んでしまう



資料を作成しなければならないとき、いきなりPCを開き、パワポを起動していませんか?そして1ページ目から順に作成していませんか?やってる感はありますが、無意味なページが増え、論理構成も崩れてしまいます。

また頑張ったことを知ってほしい!伝えたい!そうして全部情報を盛り込んでしまっていませんか?ストーリーとしては起承転結の流れができているかもしれませんが、とにかく文字とページ数が多くなりがちです。聴いてる側は飽き、伝えてる本人も発表しながら周囲が冷めていくのを感じます。

2.ではどうすればよいのか

これを回避するには、以下のことが必要です。


1)事前に情報を絞り込みストーリーラインを作る

2)スライドのデザインをシンプルにする

今回は後者の「デザイン」について説明します。

3.スライドの基本構成



スライドの基本構成は3つです。この3つさえあれば大体のプレゼン資料は作成可能です。もちろんこれに当てはまらないページのデザインもたくさんありますが、まずはこの基本形でプレゼン資料を作成してみてください。

1)タイトル

まずタイトルで聴き手に何の話をするのかを理解してもらいます。タイトルは簡潔に、パット見て分かるように記載しましょう。例えば「当社を取り巻く環境」「実行計画」「現状の課題」のように、短くパッとわかるものがおススメです。

2)主メッセージ・示唆

主メッセージ、示唆は、そのスライドで一番伝えたいことを書きます。タイトルに対する回答と思ってください。そのためスライドの最低限の構成として、タイトルと主メッセージだけで自分の主張がとりあえず相手に伝わります。

3)根拠・補足

そして最後、その主メッセージを支える根拠や補足説明です。図やグラフ、画像、表等のデータに基づいて主メッセージを支えていきます。聴き手に対してどんな情報を掲載すれば、主メッセージを納得してもらえるかを考えましょう。

4.具体的なテクニック

実際にスライドを作成していくにあたって、シンプルにするためのすぐに使えるテクニックをお伝えします。

1)タイトルと主メッセージのフォントサイズは24以上

フォントサイズ24で2行以内に収まらない主メッセージは、情報の精査が足りていません。すなわち「語りすぎ」です。どうしても削れない場合は、文章を2つに分け、2ページにしましょう。

2)グラフは用途に合ったものを適切に使う


円グラフ、積み上げ棒グラフは比率を比較し説明する場合に使用します。例えばシェアやコスト比率などです。しかし、要素が6個以上になるようでしたら適さない場合があります。要素が多すぎると、パーツが小さくなりすぎて見えなくなります。また、円グラフは圧倒的に比率の高い要素が含まれているときに最大の効果を発揮します。25%以上を占めている何かを強調するときに使うと良いでしょう。

縦や横の棒グラフは要素ごとの大小を比較する際に使用します。項目が多い場合は縦ではなく横のグラフを使っても良いです。

折れ線グラフは時系列で推移を説明したいときに使います。

散布図はデータの頻度分布や異常値を説明したいときに使います。

3)グラフから余計な線を取り除く

横棒や縦棒が残っているグラフがありますが、これは余計な線です。あってもなくても伝わるのであれば削除しましょう。例えば線があると、意味のない数字を追いかけたりしてしまいます。大小や増減が説明したいだけなら、線は不要です。

4)色は2色、多くても3色のみ使う(基本は黒、灰色、赤)

グラフをエクセルのデフォルトで作成するとカラフルに仕上がります。これもやめましょう。強調したい箇所を赤、それ以外は灰色で十分です。各要素を細かく知ってもらう必要がない場合は特にこういう配慮が分かりやすさを生み出します。

5)できるだけシンメトリーに配置する

主メッセージ、データの配置等はシンメトリーを意識しましょう。偏っていると聴き手が気になってしまう場合があります。

6)余白をきちんと残す

端から端まで情報を敷き詰めると、圧迫感があり素人臭さが出ます。左右や上下はできるだけ余白を持たせましょう。箇条書きの行間も開けるときれいに見えます。

5.事例

それではこれまで作ってきた資料の一部を抜粋して掲載します。少しでも参考になれば幸いです。


最後に

いかがだったでしょうか。プレゼン資料に必要なことはおしゃれさではなく、分かりやすさです。1スライドごとにメッセージを明確にし、そのメッセージを主張する根拠をきちんと示す。主張や根拠が多くなりそうであれば複数ページに分割する。余計な線や文字、色は削除する。情報を詰め過ぎず、余白を残す。細かいことの積み重ねで、相手に伝わるプレゼン資料を作っていきましょう。

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