P&G式 「勝つために戦う」戦略





















≪著者≫

A・G・ラフリー

ロジャー・マーティン

≪問い≫

戦略とは何か

≪概要≫

戦略とはある企業を業界において独自のポジションに位置付け、それによって、競争相手に対して、持続可能な優位性やより優れた価値を生み出すもの、ということである。戦略の核心は勝利であるべきだ。私たちの表現によれば、戦略とは調和し統合された五つの選択である。1)勝利のアスピレーション(憧れ)、2)戦場選択、3)戦法選択、4)中核的能力、5)経営システムである、

1. 戦略とは選択である

戦略とは、勝つための一連の選択と定義できる。一貫性のある選択の積み重ねが、業界なの独特のポジションと競争相手への持続的な優位性、より優れた価値を持たせてくれる。

1)どんな勝利を望んでいるのか?

└ポジション、社の活動範囲を大胆に決める

2)どこで戦うか

3)どうやって勝つか

4)どんな能力が必要か

5)どんな経営システムが必要か

2. どこで戦うか

自分がやっている仕事とは実のところ何なのか、どこで競争しい、どこでは競争しないかを選ぶことだ。これをはっきりさせることは組織の具体的な活動を規定する意味でも重要である。戦場選択は、いくつものドメインで起きる。

1)地理

2)製品タイプ

3)消費者セグメント

4)流通チャネル

5)バリューチェーンの位置と深さ

このように戦場選択とは可能性のある候補を集め、そこから選択するということだ。ユーザー、競合、自身の能力に対する深い理解が必要である。

3. どうやって勝つか

基本的な方針は低コストを貫くコストリーダーシップと、消費者にとってはっきりと価値の高いモノを同等のコスト構造で実現する差異化戦略の方向性がある。しかし競争のダイナミクスや社の能力などは様々だから、これという唯一の先方はない。コスト・リーダーになるなら、調達、設計、製造、流通、等様々な段階で強みを生み出せる。差異化プレイヤーなら、ブランド、品質、特定のサービスなどの点で大きなプレミアム価格を取れる鵜。先方選択とは、戦場を背景に、広くも深くも考えることだ。そして実際には、選んだ先方に即した行動は欠かせない。

4. 中核能力

中核能力とは企業活動を補強するシステムであると考えるとわかりやすい。強力かつ持続可能な競争優位は、何らかの単一の能力から生まれるのではなく、適合性が高く相互に補強性のある能力群から生まれるものだという。企業の戦略的ポジションは、それを実現するための一連の活動によって成り立つ。中核能力は組織の様々な段階ごとに存在しているだけに、どこから手をつけていいか迷う。そこでこの仕事に役に立つ原則が少なくとも三つある。

1)不可分活動段階から始める

└活動間の差異が下位とは小さく、上位とは大きい領域

2)下位段階に競争優位性を与える

3)下位のポートフォリオを拡張・縮小する

5. 管理システム

これまでの選択と能力をしっかりと支援する経営システムを持たない限り、大敗を喫することがある。支援構造、システム、方法がなければ、経営は実現性の不確かな願望に過ぎない。例えば下記のようなシステムが必要だ。

1)戦略を立案・レビューするシステム

2)戦略を構築する枠組みと伝達される仕組み

3)中核能力を支援するシステム

4)効果測定できるシステム

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

戦略とは何か、従来のポジショニングアプローチの方法を、P&Gの手法にそって説明された書籍です。製造業、消費財メーカーにとって、参考になる思考が多々あります。

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