道をひらく





















≪著者≫

松下 幸之助

≪問い≫

日本を良い国にするためにはどうすればよいか

≪概要≫

本書は短編集です。気になった題目を引用します。

1. 志を立てよう

志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命をかけるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半ば達せられたといってよい。

―略―

過ぎ去ったことはもはや言うまい。かえらぬ月日にグチはもらすまい。そして、今まで他に頼り、他をアテにする心があったとしたならば、いさぎよくこれを払拭しよう。大事なことは、みずからの志である。みずからの態度である。千万人といえども我ゆかんの烈々たる勇気である。実行力である。

志を立てよう。自分のためにも、他人のためにも、そしておたがいの国、日本のためにも。

2. 日々是新

年があらたまれば心もあらたまる。心があらたまればおめでたい。正月がめでたいのではない。心があらたまったとき、それはいつでもおめでたい。

きのうもきょうも、自然の動きに何ら変わりはない。照る陽、吹く風、みな同じ。それでも心があらたまれば、見るもの聞くものが、みな新しい。

―略―

毎朝、心があらたまれば、毎日がお正月。あらたまった心には、すべてのものが新しく、すべてのものがおめでたい。

きのうはきのう、きょうはきょう。きのうの苦労をきょうまで持ち越すことはない。

―略―

日々是新なれば、すなわち日々是好日。素直で謙虚で、しかも創意に富む人は、毎日が明るく、毎日が元気。

さあ、みんなで元気で、新しい日々を迎えよう。

3. 虫のいいこと

人間はとにかく虫のいいことを考えがちで、雨が降っても自分だけはぬれないようなことを、日常平気で考えている場合が多い。別に虫がいいことを考えるのがいけないということではないが、虫のいいことを考えるためには、それ相応の心構えが必要なのである。

雨が降ったらだれでもぬれる。これは自然の理である。しかし傘をさせばぬれないでもおられる。これは自然の理に順応した姿である。素直な姿である。

―略―

傘を持たないで自分だけぬれないような虫のいいことを考えているならば、やがてはどこかでつまずく。つまずいてもかまわないというのなら何もいうことはないけれど、人はとにかく、つまずいた原因を、他人に押し付けて自分も他人も不愉快になる場合が多いから、やはり虫のいいことは、なるべく考えない方がいい。

お互いに忙しい。忙しいけれど、ときには静かに、自分の言動を自然の理に照らして、はたして虫のいいことを考えていないかどうかを反省してみたいものである。

≪こんな人におすすめ≫

若手の新入社員

≪併せて読みたい書籍≫

・幸之助論

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