経営者のためのウェブブランディングの教科書

≪問い≫
ウェブサイトをどう構築していくか
≪概要≫
ウェブサイトは、貴社の経営に強くコミットし、対外的な「会社の顔」となる、大変重要なものであると認識してください。自社のスタッフや、外部の会社へ丸投げするだけでは、ウェブサイトが持つ“能力”をほとんど発揮できないということを肝に銘じる必要があります。ウェブサイトが、経営者の右腕となり、24時間望み通りの働きをみせ、着実に自社のブランドを築き上げていく—。
1. ウェブサイト構築の大まかなフロー
1)企業理念を深め、コンセプトワードを策定する
└競合との差を生み、多くの人の印象に残り、デザインの方向性を決定するもの
2)CI・ロゴの決定
└企業理念をデザインとして可視化して社内外へ発信するもの
3)ウェブサイトの企画立案
└ウェブサイトで達成したいこと、そこに至るまでの計画を立てる
4)ウェブサイトの制作
└自社らしさ、ユーザーフレンドリーなUX/UI、コピーライティングを実現する
5)ウェブサイトの公開~情報の拡散
└企業価値が下がらないようなプレスリリース、SEO、SEM、SNS発信を実施する
6)ウェブサイトの運用
└フレッシュな情報の発信、オウンドメディア化させるコンテンツを発信する
7)効果検証とリブランディング
└アクセス解析、目標数値との差
2. コンテンツの生み出し方
“3S6G”というのがウェブブランディングにおいてもっとも重要となるコンテンツ企画の具体的なワークフローです。3つのステップで“コンテンツの種”を創出し、その種を6つのグループに分類し全てに最低1つ以上のコンテンツ化を行うことでクオリティの高いウェブサイトを作ることができます。
ステップ1:ターゲットの心理を先読みする
└ターゲットが知りたいこと、興味があることを明らかにする
ステップ2:与えるべき結論を設定する
└知りたいことに対して企業の商品やサービスと紐づけて結論を与えてあげる
ステップ3:上記2つをつなぐアイデアや演出方法を考える
└知りたいことと結論を繋ぐためのアイデアを考える、統合する、選択する
グループ1:コンセプト
└商品・サービスの概念や想い “大切にしたいこと”
グループ2:ラインナップ
└商品・サービスの一覧、ラインナップの切り口・まとめ方 “商品一覧”
グループ3:特徴
└他との違い、魅力を消費者目線で伝える “〇〇について”
グループ4:実例・実証
└実験データ、事例、お客様の声、有識者からの推奨 “事例”
グループ5:温度感
└日々の取り組み、裏エピソード “ブログ”
グループ6:ニュース性
└最新情報、イベント情報 “お知らせ”
これらステップ1~3で統合したアイデアを、グループ1~6のどのコンテンツと適合させるかを考えることが必要です。
3. オウンドメディアによるブランド強化
これからの時代は企業そのものが“良質なメディアとなる”ことが求められます。例えばブログで自社の活動や商品の活用事例をまとめあげる企業も多くみられます。このように価値ある情報を自社運営のウェブサイトで発表し、その企業の本質的なファンになってもらうという考え方が必要です。
小規模な会社でもおすすめのオウンドメディア化コンテンツは下記のようなものです。
1)開発秘話
2)社員の対談・座談会
3)活用例・使用例・レシピ
4)実験レポート・検証データ
5)イベントの主催・レポート
6)お客様の声
7)ブログ
≪こんな人におすすめ≫
・経営者
・マーケティング担当者
≪併せて読みたい書籍≫
・ウェブマーケティングはじめての教科書 売れないウェブはここがダメ!
・ウェブ担当者1年目の教科書
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