父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

最終更新: 9月2日



≪タイトル≫

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。




















≪著者≫

ヤニス・バルファキス

≪問い≫

経済とは何か

≪概要≫

経済モデルが科学的になればなるほど、目の前にあるリアルな経済から離れていく。

1. 経済の誕生

人間が「農耕」を発明したのは歴史的な事件だった。土地を耕さなければ生きていけない場所で農耕が発達した。農作物の生産によって、「余剰」という経済の基本が誕生した。保存のきく農作物は保管ができるため、余剰という概念が生まれる。この余剰を一括で管理する倉庫が出来、数量管理のための文字が生まれる。労働の対価として受け取れる穀物の量を貝殻に掘って渡した。その将来の支払いへの信頼度が重要だった。だから信頼の権威を持つ支配者が生まれた。

2. 借金

これまでの経済の流れは、農作物を生産し、それを分配、余剰分をカネに変えて、支払をしたりした。しかし土地が商品となったことで、土地や作物を先に購入するための資金が必要となる。これにより、事業を始める前に資金が必要となり、借金が発生した。これが返済のための利益を目的とした事業の始まりである。

産業革命に伴い、急激な成長を支えるための資金需要が発生した。そこで事業がうまくいかない場合でも銀行が損をしない仕組み、「債権を小口に分割して投資家に売る」という仕組みが生まれた。これにより、銀行はすぐにでも貸し付けた額を投資家から徴収でき、仮に事業者が失敗しても投資家が損をするだけの仕組みが生まれた。

3. 機械と競争

機械化によって製品は効率的に大量に生み出され、便利な世の中になったが、格差や飢え、雑用は変わっていない。ましてや将来の不安は大きくなっている。機械化に伴い製品コストは下がり、失業者が出た。供給過多になり価格競争が起き、企業はさらに安くて良い物を生み出さなくてはならなくなった。

市場社会は技術革新を利用して人間をロボットに置き換えるだけでなく、人間がロボットよりも安ければ、人間を機械代わりにしてしまう。機械と違って人はお金を循環させる。賃金をモノの購買に使うのだ。だから仕事が単純化し機械化が進み、賃金が下がりすぎると、ある時点でモノが売れなくなってくる。

4. 金利

通貨の総量の変化をどう予測するかが、金利に大きな影響を与える。通貨の流通量が増加し交換価値が下がり、物価が上がると予測すれば銀行は金利を引き上げてくる。なぜなら、銀行がこれまでと同じように儲けようと思った場合は、交換価値の下がった分だけ多くの金利を取らなければならないからである。

≪こんな人におすすめ≫

・若手のビジネスパーソン

・就活中の学生さん

経済の成り立ちから借金や金利などの説明がなされている、非常に分かりやすい書籍である。話としても面白く、どんどん読み進めることができる。

≪併せて読みたい書籍≫

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

コワーキングスペースブシツは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

8回の閲覧

©2019 by 広島県呉市初のコワーキングスペース~ブシツ~。