明日を生きるための教養が身につく ハーバードのファイナンスの授業 ハーバード・ビジネス・スクール伝説の最終講義

最終更新: 9月1日























≪著者≫

堀 義人

≪問い≫

世の中を創造し、変革していくために何が必要か

≪著者≫

ミヒル・A・デサイ

≪問い≫

ファイナンスとは何か

≪概要≫

ファイナンスの概念をすべての人に開かれたものにし、金融業界が立ち直るために必要なのは、規制でも批判でもなく、そこで働く人々が金融の基本概念に立ち戻ることだ。そうすることで、金融業界は価値を奪うのではなく、価値を生み出すことができるようになる。ファイナンスの基本概念を、文学や歴史や哲学と結びつけることで、深い共感が生まれ、腐敗しにくい体質ができる。

1. 人生におけるリスク管理

リスク管理は、それ自体が目的ではなく、大きな賭け(結婚、就職)に出るためのツールだ。そしてその賭けによって大きな価値を生み出すための戦略でもある。幸い、金融には二つの有効なリスク管理の手法がある。一つはオプション、もう一つは分散化だ。

オプションとは「必要になるかもしれないけど、まだそうなるか分からないリソース・権利を低コストで手に入れる」ということである。最大の特徴は、環境のリスクが高まったときにかけたコストと得られるリターンの非対称性である。これにより、より高いリスクを取ることができる。

分散とは、保有するリソースを様々な結果に賭けることだ。人間にとっては時間、経験、人間関係等である。分散する際に重要なことは、似てない資産、すなわち高いベータと低いベータの資産を組み合わせて持つことでだ。人間関係で例えると、高いベータとは損得勘定のみで付き合っている人で、低いベータとは相手の幸福を善意から願う友人のこと。マイナスのベータは無条件の愛を持ってくれる人で、あなたが苦境に立たされた時に支えてくれる。

2. 人生におけるプリンシパル―エージェント問題

経営者は株主の思い通りに動かないし、株主はそんな経営者をコントロールできない。それが企業統治の問題であり、プリンシパル―エージェント問題、現代の資本主義社会の根本的問題である。これは人生においても発生している。自分の選択は社会に望まれているものなのか、それとも自分の意志で選択したものか。すなわち、私たちは社会の期待を背負うエージェントなのか、自分に正直なプリンシパルのか、という話である。

大人になってからの問題の多くは、子供時代のまだ解決していない体験の現れだということだ。大人になった私たちは、無意識に刷り込まれた体験のエージェントになる。そうした過去の体験のエージェントに知らず知らずのうちになっていると気付き、「自分の人生を自分で意図的に構築しているプリンシパルになるのはどうすべきか」を学んでいくことが、大人になるということでもある。

3. 人生におけるレバレッジ

今、手元にあるリソースでは手に入らないチャンスを手に入れたいという想いこそ、資金調達をしてレバレッジをかける。そしてレバレッジは正しいことをする刺激になる。

人生におけるレバレッジとは、例えば子供を産むこと、人に頼ること、学習に投資することなどである。あまりにも高いレバレッジは、あれもこれも手を出しすぎて身近な人たちを犠牲にしているのでは、と不安になるが、人が何より後悔するのは、物事との深いかかわりを避けてしまったことだ。

プリンシパル―エージェント問題を回避する一つの方法は、レバレッジを活用させて経営者の利益になるような活動を制限することだ。すなわち、約束と義務によって刺激を与え、危機感を醸成することである。人も同じで、正しいことは分かっているのに様々な言い訳を付けてやらないことがある。運動、禁煙、家族との時間。実際人間の自制心はあてにならない。正しいことをしたければ、自分がすべきことを必ずやると他人ときちんと約束するのが一番効果がある。

≪こんな人におすすめ≫

・ビジネスパーソン

ファイナンスの概念を、人生におけるイベントや日常を通じて解説している書籍です。ただ、本当にファイナンスの知識0の人は、読んでもわからないと思います。基礎知識があり、なんだかファイナンスってとっつきにくいな、と思われる方にお勧めです。

≪併せて読みたい書籍≫

・ファイナンシャル・マネジメント


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