戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック[3/3]

最終更新: 9月1日























≪著者≫

ヘンリー ミンツバーグ

ブルース アルストランド

ジョセフ ランペル

≪問い≫

どのようなプロセスによる戦略アプローチが適切か

≪概要≫

“見えるものしか見ない”ようにするという意味では、リスクを嫌う経営者にとっても楽な選択肢である。しかし経営の本質は常に矛盾をはらみ、アートとクラフトとサイエンスのバランスを非常に大事にしている。

戦略サファリでは、戦略マネジメントを10の流派(スクール)に分類している。

8. エンバイロメント・スクール

「環境」が戦略形成上の主語で、当事者であるというスクールである。条件適合理論がもととなるこのスクールは、組織規模、技術、状況の安定性、競争環境等の「何か次第」の制約で戦略が一義的に決定するということだ。すなわち環境が戦略を規定し、組織はあくまでも環境に従属する受動的なものとなる。またリーダーシップとは、環境を把握し、組織が適応していることを保証するものに過ぎない。そして、この特有の環境の側面と組織に特有な特徴との関係を説明するのが、このスクールの始まりだ。ただし、この環境に制約される度合いは組織のカルチャー次第でもある。

9. コンフィギュレーション・スクール

「変革をどうマネッジすべきか?」という課題に対し、組織が置かれている状況をどう捉え、次への変革のプロセスをいかにコントロールするのかという考え方を示したものと言える。組織の置かれた文脈・状態によって、これまで紹介した各スクールの戦略形成のプロセスやその結果生じる戦略のパターンの考え方が選択される、という包括的なスクールである。

変革プロセスはトップダウン型とボトムアップ型に分けられる。それぞれ統括的マネージャが行う「企業を変革するコッターの8ステップ」と、事業ユニットレベルのマネージャが行う「ビアの効果的な変革の6ステップ」だ。トップダウン型の変革はまず経営陣が先導を切り、その後人々のハートをつかみつつ権限移譲していく変革のスタイルを取り、ボトムアップ型は現場の日々の学習や対話を通じて起きる変革を他部門へも展開していく変革のスタイルを取る。

10. 残った疑問

1)戦略とはどの程度複雑で、どの程度シンプルである必要があるのか

2)各スクールはどのタイミングでどの程度統合するべきか

3)戦略はどの程度ユニークでどの程度包括的な基本セットがあるのか

4)戦略形成はどの程度意図的で、どの程度創発的であるべきか

5)戦略家とは個人なのか組織なのか

6)変化と安定をどの程度調和させるか

7)戦略的な選択とはどの程度存在するのか

8)思考と行動をどう組み合わせるのが一番適切か


≪こんな人におすすめ≫

・経営者

≪併せて読みたい書籍≫

・MBAマネジメントブック

・MBAマネジメントブックⅡ


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