忙しい人のためのビジネス書の読書法~早く読んで、学びに繋げる~


≪問い≫

1)低負担で本を読む

2)しっかり学びを残す

≪概要≫

習慣化している人にとってはどうということはないと思いますが、なかなか普段読まない方にとって読書は結構ハードルが高いと思います。小説ならまだしも、ビジネス書なんかは特に骨が折れますよね。

今回はできるだけ読書に時間をかけず、学びを残せる効率的な読書法をお伝えします。

1. 規模感を知ろう

まず初めに倒そうとしている敵の強さを知るところから始めましょう。色々なカテゴリがありますが、ビジネス書は平均260ページ程度です。“初めに”や“目次”、“エピローグ”等を除くと240ページ程度のページ数です。年間100冊読むにはおよそ3日に1冊のペースで読む必要がありますので、1日当たりのページ数に換算すると約80ページです。要するに、1日毎日80ページずつビジネス書を読めば、1年間で100冊は読めるということです。

とはいえ仮に1分/ページだと1時間20分、2分/ページだと2時間40分かかることになりますので、これを毎日とするとそこそこ厳しいと思います。

そこで、

1)1ページ当たりの読書時間を短縮する

2)そもそも読むページ数を減らす

という二つの論点から読書法を解説していきます。

そして最後は読んだことを学びとして定着させる方法について述べます。

2. 1ページ当たりの読書時間を短縮する

1ページ当たりの読書時間を短縮する方法、それはとにかく本を読むことです。読んでいるうちにどんどん早くなっていきます。その理由は大きく2つです。

1)ボキャブラリーが増える

まずキャブラリーが増えることで、単語を見ただけである程度本文の言いたいことが分かってきます。ボキャブラリーが少ないと、全文もしくは多くの文章を何度か読まなければ書いてあることを理解できません。

例えばこんな文章を見てみましょう。

プロダクトライフサイクルにおいてマーケティング戦略はほぼ決定する。しかし、アーリーアダプターからアーリーマジョリティーへ移行する段階でキャズムがある。このキャズムを超えるためには、基礎機能の強化や改良だけではだめで、実体価値や、さらにもっと踏み込んで付随価値等、顧客の真なるジョブの解決に尽力しなくてはならない。そういう意味でマーケティングの次元が変化する。

ボキャブラリーのある人であれば、単語を拾うだけでも何が書いてあるか理解できるでしょう。「プロダクトライフサイクル」「マーケティング戦略」「キャズム」を見ただけで、恐らくプロダクトライフサイクルの変遷とマーケティング戦略の関係の話だなとパッと浮かぶわけです。そして後述もしますが、分かっていそうなことなら飛ばして良いのです。

一方でボキャブラリーが無い場合、全部読んでも理解できない可能性があります。そうすると今後は単語を調べる作業がここに入ります。もしくは前後の文章を再度読み直して理解しなければなりません。

このような理由から、本を読めば読むほどボキャブラリーが増え、1ページ当たりの時間が短縮されます。

2)読解力がつく

文章を読み理解するには、意外と慣れが必要です。動画やまとめ、友人との短文のやり取りに慣れてしまうと、長文の文章を理解するのに時間がかかってしまいます。せっかく本を読んだのに頭に何も残っていない経験をしたことはありませんか?それは文章の論理自体を理解できなかったり、途中から何の話をしているのかが分からなくなり、文字の羅列を目で追っているだけになったりしているのです。

これを解決するのもやはり本をとにかく読むことです。読解力は長文と触れ合っている時間で高まっていくため、1ページ当たりの読解時間は短縮されます。

3. そもそも読むページ数を減らす

ここまで1ページ当たりの読書時間を短縮するために本をとにかく読むことをお勧めしてきましたが、ここからはもっとダイナミックに読書時間を短縮していきます。それが、“読むページ数を減らす”です。そのための3ステップは次の通りです。

1)読む目的を明確にする

そもそもこの本を買おうと思った理由をまず明確にすることです。この本から何を学ぼうとしているのか、何を解決しようとしているのかをはっきりと認識しておくことが重要です。

次のステップである読む箇所を選定する際に必要なだけでなく、加えて読み終わった後に学びに昇華する際にも必要になります。ビジネス本を読むときは常に目的意識を持って読みましょう。

ちなみに今自分がどんな目的で本を読むべきか、という課題設定にお勧めの書籍がこちらです。


2)目次から読む箇所を決める

明確にした目的を基に、目次から読むべきページを選定します。すなわち、自分が知りたいことをダイレクトに知れそうな箇所に当たりを付けます。全部読まないと勿体ないと思われるかもしれませんが、今必要ではない話に時間を使う方が勿体ないです。

具体的には私がこのブログでビジネス書を”重要な問い”と“論点”でまとめていますが、それはこの読み方をしているからです。もしまた来年同じ書籍を読めば、違う問いと論点でブログを書くでしょう。

3)章・節からさらに読む箇所を決める

目次で読む場所を狭めるだけでも相当ページ数は減りますが、さらに効率化します。それは章・節の中でも読む箇所を絞るのです。書籍によって構成は異なりますが、一般的にはタイトル→問題提起→結論→具体例・根拠→結論のような流れになっています。ここも今自分が何を求めているか、自分が得意なことは何かで読む場所を決めます。

例えば抽象化された概念から具体例を考え付くのが得意な方は結論だけ読めば大丈夫です。他人の事例を見てそれを参考にしたいということであれば、具体例や根拠の箇所を重点的に読めば良いのです。

このようにその時の自分のニーズや自分の特性に応じて読む箇所を決めていくことで、80%近く読む箇所を削減することができます。

4. アウトプットして学びを定着する

最後に読んだ内容を学びに昇華させる方法をお伝えします。

皆さん、忘却曲線って聞いたことがありますか?これは、人は何かを学んだ時に20分後にすでに42%忘れ、何と翌日には70%近く忘れている、というものです。そしてこの忘却曲線を辿ることを防ぐには、復習やアウトプットを行うことが重要です。それも1日以内にです。

読んだ内容を学びにするためにSNSでもブログでもYouTubeでも良いので、その書籍を読むに至った理由(問い)と、それに対する論点(学び)を文書や言葉にしてアウトプットして下さい。別にいきなり実務で取り入れろ、というわけではありません。まず実際に言語化することで、頭の中で整理され学びとして脳に定着していくのです。

≪まとめ≫

以上、読む時間を短縮することときちんと学びを残す読書法をお伝えしました。その中でも特にビジネス書を読むための目的の明確化は必須です。もし目的を明確にしてないと、読み終わった後に何も残りません。

その上で、

1)1ページ当たりの読書時間を短縮する

2)そもそも読むページ数を減らす

3)アウトプットして学びを定着する

という方法をお伝えしました。


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