人事こそ最強の経営戦略

最終更新: 9月1日






















≪著者≫

南 和気

≪問い≫

グローバルに通用する人事戦略とは何か

≪概要≫

①セントラル人事

②マルチナショナル人事

③インターナショナル人事

どのような人事戦略を取るかは事業特性や今後の展開、企業の置かれているステージ等によって決定すべきである。必ずしも1から3の順番で展開していく必要もなく、またどれか一つだけを選択しても良い。

1. セントラル人事

本国・本社の人材を他国でも活躍できるよう育成して送り込む戦略。現地企業との合弁や協業によってマーケットに食い込み、現地のニーズに対応していく方式。韓国のサムスンがこの方式である。ただし継続的に優秀なグローバルリーダーを育成し派遣する育成コストが膨大にかかってしまうため、体力があり優秀な人材を獲得できるだけの大企業でしかできない方法である。

2. マルチナショナル人事

現地法人の社員、トップを現地で採用、育成した人材を登用し、必要な権限も委譲し、経営の殆どを現地に任せる形である。コマツ、コニカミノルタ等は早い段階からこのモデルを取り入れて海外事業を展開していますし、ネスレもこのモデルを採用している。ただし初期の段階では本国からの派遣・ヘッドハントで現地のトップを任せるケースが多い。

問題は、現地の力が強くなりすぎると本国のガバナンスが効かず、コンプライアンス問題や不正が発生してしまうリスクもある。この対策としてナンバー2を本国から派遣する方法もある。

3. インターナショナル人事

全世界で同じ商品、同じサービスを展開する、人事も同じものを同一化させて展開する戦略である。ただほとんどの企業はマルチナショナルとインターナショナルを組み合わせて使用しており、重要なことは「何を現地化し、何を共通とするか」というすみ分けを会社として明確にしておくことだ。

これら3つの人事戦略に共通していえることは、ダイバーシティを受け入れることだ。ダイバーシティとは個人の特性を配慮すること。働き方、業務の内容、性別や年齢、国籍等である。多様化を進めるとは自由奔放ではなく、何を固定し、どこに個人を尊重することで適材適所を実現するかを真剣に考えることである。

≪こんな人におすすめ≫

・海外と業務提携等を考えている中小企業

国内だけでビジネスしている人にとってはあまり役に立ちません。ただ海外とのやり取りを通じて異文化コミュニケーションを人事上取らないといけない人にとっては、学びの多い書籍ではないいでしょうか。

≪併せて読みたい書籍≫

※)コワーキングスペースブシツは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

6回の閲覧

©2019 by 広島県呉市初のコワーキングスペース~ブシツ~。