二代目が潰す会社、伸ばす会社
最終更新: 2020年9月1日

≪著者≫
久保田 章市
≪問い≫
社長に何が足りないか
≪概要≫
後継経営者の役割とは、1)決して会社をつぶさないという意地を持つ、2)社員の力を結集させる、3)経営革新を行うことである。
1. 二代目の心得
就任直後に求心力等あるはずがない。就任前に新市場開拓、新商品開発、新事業開拓等にチャレンジして、社長就任前やあとで実績を付けられる状態にしておくこと。この実績で求心力が高まる。
また突然トップダウンに様々な施策を行わない方が良い。先代の社長は積み上げてきた実績による信頼がある。まず二代目は就任後、これまで言いたかったけど言えなかった社員の意見を聞いたり、社員にそうだんを持ち掛けたりすると良い。
2. 若手経営者に求められること
1)社員の意見を聞く
2)経営理念やビジョンを社員と一緒に策定する
3)従業員満足度が高まる施策を行う
4)社員を育成する
5)的確な経営判断を行う
6)業績を上げる、実績を出す
3. 経営革新の種類
経営革新には事業の革新と経営システムの革新がある。事業革新は新市場の開拓や新事業への進出である。経営システムの革新とは、オペレーションの変更、IT化、組織構造や人事制度の改革等です。
その際に考えるべきは「不足する経営資源」をどのように調達・確保するかが成否のカギとなります。特に人材の重要性が最も高いですが、この人材採用には後継者の語る将来の「ビジョン」や後継者本人の「熱意」や「人柄」にかかっているように思えます。
≪こんな人におすすめ≫
・後継者
≪併せて読みたい書籍≫
・アトツギが日本を救う
・先代を超える、二代目社長の101のルール
・あの同族企業はなぜすごい
・「後継者」という生き方
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