世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由





















≪著者≫

荒木 博行

≪問い≫

会社が生き残るためにどうすべきか

≪概要≫

失敗はネガティブな事象ではありますが、後世を生きる人間にとっては成功事例以上に貴重な学習教材になる、ということです。失敗に目を向けることで、水面下に潜む自分たちの課題に思いを馳せる必要があります。

1. 現状維持の引力

過去の強力な成功体験に裏打ちされた強固なビジネスモデルと企業体質は、なかなか変えることができません。

そもそもビジネスモデルを疑うより、自分に与えられた仕事や役割を全うする方が合理的です。歪な現状の上に成り立った、あり得ないビジネスモデルであっても、放置されがちになります。しかし環境が変化した途端に、一気に崩壊する可能性があります。

そもそも今の前提が続くのか、そういう議論ができる環境や思考が大切です。

2. 他人事の組織

強烈な成功体験は、現状維持だけでなく甘えも生みます。「いざとなればどこかで誰かがうまく帳尻を合わせてくれる」という認識が醸成された企業や人は、いざ修羅場に向き合った時の対応が甘くなります。社会心理学的に「グループシンク(集団浅慮)」と呼びます。一人で考えれば当然気付いたことが、集団で考えることで「誰かが考えているだろう」という他者への過度の依存や、「みんながいるから何かあっても何とかなる」という過信を生み出し、思考することを停止してしまいます。

経営者も組織も、厳しい現実を直視していかなくてはなりません。

3. 経営者の能力・器

細部でいくら優れていても、ビジネスのルールに則って勝負をしなければなりません。仮にそれが経営者の専門性や関心から離れていてもです。最も怖いのは、ルールから逸脱したにも関わらずたまたま結果が出てしまったという経験です。またこれにより、本来複雑な事象であるはずの経営を単純化し、経験に基づいて判断してしまいます。

またその後、仮に業績が悪くなり焦りが生じた時に「見たいもの」を見て、その思考が強化される「シングル・ループ」思考に陥ります。

結果が良い時ほど、ルールやプロセスにこだわることが大切です。

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

・ビジネスパーソン

決して倒産は経営者だけの責任ではなく、気の緩みやルールの甘さがあるのだと分かります。一人一人が気を引き締めること、気を引き締める雰囲気や仕組みがあることが大切だと気づかされました。

≪併せて読みたい書籍≫

・なぜ倒産


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