リーダーのためのコーチングスキル
最終更新: 2020年9月1日

≪著者≫
谷 益美
≪問い≫
いかにメンバーを動かすか
≪概要≫
今後企業が確実に成果を上げていくためには、メンバー一人一人の力を最大限に引き出す現場リーダーの存在がもはや欠かせないものとなりました。そのためにも相手を動かし、成長させるリーダーの「影響力」をしっかり磨くことが必要なのです。そのような中で、相手に働きかけ、変化と行動、成長を促すコーチングのスキルは、きっと皆さんの強力な武器になるはずです。
1. 聞く
コーチングとは引き出すコミュニケーションですから、相手の話を聞くことができれば基本はOKと言っても過言ではありません。誰かの話を聞く、ということは、相手の「話す機会」を作っているということです。聞く際のコツは以下の7つです。
1)座るポジションを意識する
2)アイコンタクトをとる
3)うなづく
4)相槌を打つ
5)話を促す
6)オウム返しする
7)ペースを合わせる
2. 質問する
まず勘違いしてほしくないのは、質問するのは自分のためでなく相手のためです。情報収集型ではなくコーチング型の質問の仕方をしましょう。相手がよりよく考えられる手助けをするのです。こうして相手に気付かせてあげることが成長に繋がります。ちなみにもし言いたいことがある場合、誘導みたいな質問はやめて、ズバッと伝えましょう。
また相手に考えさせる際に重要なことはこの2つです。
1)一度に一つの質問をする
2)質問したら沈黙する
「うーーーん」と悩み始めたら相手が頑張って考えているサインです。良い質問ができた、と自分を褒めてあげましょう。
3. 伝える
相手の話を聞く、相手の思考を促すことも大切ですが、相手に伝わるように伝えることも同じように重要です。
1)自分の話にタイトルとナンバーを振ろう
2)事実ベースでフィードバックし反省ではなく改善を促そう
3)何がどうすごいのかを具体的に伝え、見ていることを分かってもらおう
4)「Iメッセージ+根拠」で感謝を伝えよう
5)自分の思いを伝えるための表現の幅を増やそう
≪こんな人におすすめ≫
・リーダー
≪併せて読みたい書籍≫
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