ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング

≪著者≫
小島英揮
≪問い≫
コミュニティマーケティングはどうしたら成功するか
≪概要≫
製品を売る人が、自らをレコメンドするのは、もはや全然響かないのです。一方でその分野に詳しい人や実際に商品を買った人、使った人によるレコメンドは大いに効果を発揮します。それをコミュニティによって大規模に実現していくのがコミュニティマーケティングです。
1. コミュニティ形成の順序
1)アウトプットに自分のメリットを感じてくれる人を初期メンバーに選定する
2)キックオフミーティング(勉強会・懇親会・情報発信)を行う
3)3回目のミートアップから新規の人を流入させる
4)徐々にコミュニティリーダーへ運営を譲渡していく
5)コミュニティのルールを明確にし徹底する
ただしファンが集まりイベントが成功するにはそれができる商品があることが前提です。強いプロダクツがあるかどうか、というのは技術的に正しいはずだとか、新しいとか、そういうことには関係が無くて、「多くの人に受け入れられること」が重要です。
2. コミュニティ参加者のメリット
いいコミュニティは純粋に知識が深まるだけでなく、情報を発信していくことが自分自身のプラスになっていくということです。「あの人はコミュニティに貢献してるし、どんどんアウトプット、発信している」という人を見て、「自分も頑張らないと」という人が現れ始めることです。ロールモデルにフォロワーが付き始めるのです。
コミュニティに参加することで、自分のスキルや知識について価値を認めてもらえたり、称賛してくれる人ができることで、結果的にコミュニティの外でも見つけてもらえる機会が格段に増えます。さらに、複数のコミュニティにまたがって活躍できる人は、より多くの人に見つけてもらえるようになります。コミュニティに属する何よりの利点は、この「見つけられる」ことです。
3. コミュニティマーケティングの本質
コミュニティマーケティングの本質は、みんなの「いいよ」という声を束ね、その声を聞く人を集める場が、マーケティングにおけるコミュニティなのです。そして「この商品・サービスはすごくいいよ」と初めに言い出す人と、「ああ、そうなんだ」と真似して使ってみる人が現れると、コミュニティは次第に大きくなっていきます。
≪こんな人におすすめ≫
・マーケター
≪併せて読みたい書籍≫