パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか

最終更新: 9月1日





















≪著者≫

アンドリュー・S・グローブ

≪問い≫

時代の転換点をどう乗り切るか

≪概要≫

「パラノイア」は過度なまでの心配性であり、「10Xの変化」とは自社がビジネスを展開している領域に強力な競合が出現するといった環境や世の中自体の大きな変化である。この変化に対し、「パラノイア」だけが悪い兆候を察知し、適切に対処し生き残ることができる。

1. 戦略的転換点

ルールが変わった段階で適応できず凋落した企業は立ち治りにくい。このような戦略転換点は通常の変化と異なり、荒々しく流れる激流のようなものである。企業の死は、自らの方針を明らかにしていない時に訪れる。決定を下さなければと足踏みしている間に、勢いも大切な資源もなくなっていく。会社が迷走している時には、経営陣は混乱しているものだ。経営陣が混乱するとなにもかもうまくいかない。社員が皆、無気力になるからだ。こういうときこそ力強いリーダーが必要なのだ。必ずしもベストな進路である必要はない。

2. 戦略的転換点に向き合う組織

≪経営幹部の役割≫

経営幹部の最も重要な役割は、社員が夢中になって市場で勝利を目指せるような環境を作ることだ。恐れという感情は、そのような情熱を生み出し、維持する上で、大変重要な役割を担っている。

会社の本質と、その柱となる事業を見極めればよいのだ。会社の将来像を定義づけるためには、そうなってほしくない将来像を明確にする必要がある。

≪ルール変化への適応≫

業界は今後ますます縦割り型構造から横割り型構造へ移行していく。横割り型構造のルールを守るために汗を流さなければならない。

1)実施的なメリットもなく、他と比べても大差ないものを無差別に差別化しない

2)先に行動する(時間的優位性=シェア)

3)市場に受け入れられる値決め

≪転換に向く組織の特徴≫

1)ディベートを行うことが容認されている、あるいはむしろ奨励されている。

2)組織全体で明確な決定を行い、受け入れることができる。その決定は全組織をあげて指示される。

3. シグナルとノイズ

変化は変化でも、企業として対応すべき変化がある。すなわち本当の変化に対する「シグナル」とただの「ノイズ」をどう見極めるかである。これを見極めるには次の問いが有効である。

1)主要なライバル企業が入れ替わりそうか

└競合の序列が変わる時は重大なことが進行している兆候であることが多い

2)今まで大切な補完企業が入れ替わろうとしていないか

└自社にとって重要な会社が変化してきたとき、業界内の力学が変わってきている

3)これまで有能だった人がずれてきた、自他共に物分かりが悪くなってないか

└周囲の何かが変化した、危険信号の状態かもしれない

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

重要な転換点を見抜く方法として、周囲の人間の中で物分かりが悪くなってきた人がいないか。自分自身が混乱して首をかしげるような時が無いか。これを感じた時が転換点であり、新しいトレンドを妨げる要因になっている可能性がある。という言葉は自分自身にとっても教訓となった。

≪併せて読みたい書籍≫

・優れたリーダーはみな小心者である


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