シンプルに考える
最終更新: 2020年9月29日

≪著者≫
森川亮
≪問い≫
会社にとって最も重要なことは何か
≪概要≫
会社にとって一番大切なこと、それは「ヒット商品を作り続ける」こと。ヒット商品を作り続けられる会社が存続し、そうでない会社は古今東西滅びる。ビジネスを支配しているのは、このシンプルな法則です。「あれもこれも大事」と迷っていると、結局何も決められず行動に移すことはできません。
1. ビジネスは戦いではない
ビジネスの本質は、ライバルに勝つための差別化ではなく顧客の求める価値を実現することである。
イノベーションを目指すのではなく、目の前のニーズに、愚直に答え続けること。作り手の自己満足を捨て去り、顧客の使いやすさを最優先しよう。
2. 会社はプロの集団、甘えは残さない
仕事に楽しさを求めるのではなく、結果が出た時の「幸せ」の感覚を大切にする。結果を出すために情を捨て、甘えの構造を作らないこと。甘えの構造を作ると、会社が牙を抜かれた動物の集団、すなわち動物園状態になる。
結果を出すために上司にモチベーションを上げてもらう人は不要だ。サバンナの野生動物がモチベーションを上げてもらおうとするだろうか。自ら学び行動する、やる気がある人でないと、プロ失格だ。
3. シンプルに本質だけを
顧客にとって価値になるものを求め続ける。それができるのは、顧客に最も近い現場が意思決定をし、動ける体制を構築することだ。
そのために、複雑な人事制度・ルールや仕組み・経営理念やビジョン・会議・リーダー・統制・情報共有は不要。やる気のある人だけを集めて、徹底的に顧客の価値ある商品を作り続ける。プロではない人を同じ船に乗せないこと。
≪こんな人におすすめ≫
・経営者
かなり激しい書籍です。なかなかオールドエコノミーな業界で再現するのは難しですが、それでも「ヒット商品を作り続けないと死ぬ」というのは本質だと思います。
≪併せて読みたい書籍≫
・ジョブ理論
・顧客起点マーケティング
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