エリヤフ・ゴールドラットの制約理論がわかる本





















≪著者≫

中野 明

≪問い≫

制約理論とは何か

≪概要≫

制約理論とはTheory of Constrainsの略です。これはシステムの中で最も弱い部分、すなわち制約条件を継続的に改善してシステムのパフォーマンスの向上を実現するための理論です。

1. 思考プロセス

制約理論の基本フローは下記の通りである。

1)制約条件(制約条件)を発見し

2)その定量的な能力を把握、

3)制約条件以外の工程を制約条件に従属させ、

4)制約条件の能力を向上し

5)次の制約条件を発見しにいく

これを実現するための思考プロセスを下記に示す。

1)現状問題構造ツリーによって制約条件を発見する

2)対立解消図によって制約条件の活用方法を検討する

3)未来問題構造ツリーによって制約条件の活用可能性を考慮する

4)これらをIf-Thenロジックによって思考していく

2. 制約条件を管理する

制約条件を管理する具体的な手法はドラム・バッファー・ロープ(DBR)と呼ばれるものです。これは制約条件のアウトプットと工程上流のインプットを連結させるということです。これによって制約条件の箇所の稼働率が下がることなく、在庫がたまることがなくなります。どの程度上流の工程と制約条件を紐づけるか、というコントロールが非常に重要となってきます。これを決めるのは書き2つの評価軸です。

1)予想消費量

2)補充するためにかかる時間

上流工程と制約条件の距離が離れている場合はリードタイムが伸びますし、距離が近い場合は制約条件のキャパを超えてしまう可能性があります。

3. 制約条件を評価する

制約条件が正しく発見、管理されシステム全体がパフォーマンス向上しているかを評価する指標は下記の3つです。

1)スループット:販売額-原材料費

2)純利益:スループット-業務費用

3)投資利益率:(スループット-業務費用)/在庫

となります。すなわち、スループット、業務費用、在庫の3つをチェックしておく必要があります。

スループットとは販売によって企業がお金を作り出す割合です。在庫とは、販売を目的としたあらゆるものに投資した全てのお金です。最後の業務費用が、在庫をスループットに変換させるためにシステムが費やした全てのお金です。すなわち、スループットを増やし、在庫と業務費用を削減していくのが制約条件の活用方針です。

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

・工場人員

≪併せて読みたい書籍≫

・ザ・ゴール

・ザ・ゴール2


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