アドラー心理学入門




≪著者≫

岸見一郎

≪問い≫

どう生きたら良いのか

≪概要≫

アドラーは「幸福とは何か」という問いに対し、心の中ではなく対人関係を問題にしていること、また、原因論ではなく目的論を採用しています。またアドラー心理学が他の心理学と大きく異なるのは、病気が治れば、あるいは異常がなければ正常であるというふうに考えず、正常とは何か、健康とは何か、幸福とは何かを扱っていることです。

1. 人は自分が意味付けした世界に生きている

アドラーは基本的に、人は等しく同じ経験をしているのではなく、自分の関心に従って世界を知るという立場を取っています。自分の人生は他の誰も代わってくれませんし、うまくいかないときも自分に代わって問題を解決してもらえるわけでもなく、うまくいかないことの責めを自分以外の外的なもの、あるいは過去の出来事、才能、そういったものに帰することを断固拒否するのです。

もしすべてが外的要因で決まっていて、自分には何もする余地がないとしたら不幸をそのまま受け入れるしかなくなります。そうではなく、自分が人生を創っているのであって、自分がこの人生の主人公であることを知った時、人は自分が動くしかないことを学ぶことになります。

2. 私は他人の期待を満たすためにいきているのではない

自分は究極的には自分のことを考えて生きている、と考えていけない理由はありません。自分が本当に望んでいることは何か、と常に考えてみます。一人一人は自由であってもいいけれど、それでは共に生きていくことが困難になることがあるので、そういう時にどう調整していくか、必要であれば、どの程度、自分のわがままを抑え、他の人に譲っていくか。これを踏まえたうえで、自由に生きていければ、と思います。

ただし、まったくの自由は存在せず、自由には必ず「責任」が伴うことをアドラー心理学は教えます。自分の思いを貫く、自分の権利を主張するのであれば、そのことに伴う責任を引き受ける覚悟がいります。自分が権利を主張した結果起こる全てのことを自分の行為の結果生じたものである、と認める責任があります。このような責任から逃れることを「人生の嘘」と言います。

3. 他の人は私の期待を満たすためにいきているのではない

自分は他の人の期待を満たすために生きているのではないという権利を認めるのであれば、他の人にもそれと同じ権利を認めなければなりません。もちろんある人の行動が共同体に対して実質的な迷惑を及ぼしているのであれば、手続きを踏んで改善を要求する権利はあります。しかし共同体に対して迷惑をかけていない、「相手の課題」に許可なく踏み込むことはできません。例えば勉強しない、髪を染める、等、頼まれもしないのに相手の課題に介入していく権利はないのです。対人関係のトラブルは、ここから生まれます。

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

・マーケティング担当者

≪併せて読みたい書籍≫

コワーキングスペースブシツは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

0回の閲覧

©2019 by 広島県呉市初のコワーキングスペース~ブシツ~。