もう、転職はさせない! 一生働きたい職場のつくり方





















≪著者≫

前川 孝雄

田岡 英明

≪問い≫

人手不足をどう乗り切るか

≪概要≫

私はむしろ、今の時代は中小企業にとってチャンスなのではないかと考えています。今の時代は「お金」とは別のモノサシとして「働きがい」が重視されるようになってきているのです。中小企業は、規模が小さいため、エンドユーザーとの距離が近い。直接クレームを言われることも多いでしょうが、「ありがとう」の言葉を聞く機会も多いはずです。社内外問わず、誰の役に立っているのかを感じられる機会も多いのです。

1. 若手の傾向

会貢献欲求や自己成長意欲が高い今の若手は、会社に評価されるよりも、本当にお客様のためになる仕事をして、お客様に喜んでもらうことによって充実感を得たいと考えています。優秀な若手程、今の幸せを重視し、さらに功をなすのではなく幸せをなしたいと考えているのです。そのため過剰な報酬などは本質的に求めていないことに気づかなければなりません。

2. リーダーシップ

働きがいを求める若手に対して必要なリーダーシップは、指示命令型ではなく支援型です。徹底した管理を行うのではなく、自主的に考え行動を起こさせるような仕事の仕方が重要になってくるのです。経験の浅い若手に任せるのは不安ですが、管理者がきちんとフィードバックをするなど、支援を行っていくことが重要となります。このような支援型を作るためには、社長直轄をやめ、各部門長に権限移譲し、さらに各部門長が現場の人材へ高い関心を持つ事が必要です。

3. “働きがい”の指標

社員が本音を言えるか否かが働きがいを持っているかどうかの指標になります。逆に言うと、言いたいことを言えない会社で働きかいが実現することはまずありません。本音や意見を言うためには、そのための雰囲気と場を経営者が作ることが重要です。役割と評価基準を明確に設定することが大切なことです。

役割が明確であれば社員は自信をもって行動できますし、チャレンジを奨励される評価基準が存在すれば、意見を積極的に言うのではないでしょうか。逆に評価があいまいだと、意見を言わなくなり、誰かがやるだろうと待ちの姿勢になります。また若手をとどめるためには育成制度が不可欠です。現場で活かせる研修を実施し、それを上司がフィードバックするよう仕組みを作ります。学んだことがうまくいかなかった場合は修正する、というような過程が重要です。

≪こんな人におすすめ≫

・経営者

働きがいをいかに醸成するか、という観点で作られた書籍です。

≪併せて読みたい書籍≫

・中小企業の「人事評価・賃金制度」つくり方・見直し方


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