お金は寝かせて増やしなさい
最終更新: 2020年9月1日

≪著者≫
水瀬ケンイチ
≪問い≫
個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待ってる方がはるかに良い結果を生む。
≪概要≫
配当金という定期的に生まれる不労所得・キャッシュフローを最大化するには、いかに多くの資金を作り、高配当株・連続増配株を購入し続けられるかが鍵となります。そのためには、「給与の大部分を投資に回すこと」と「支出の最適化(節約)」を両輪として、優良と判断した株式に資金投資をひたすら投下し続けました。
1. おすすめはインデックス投資
金融のプロである世界中の年金基金や信託銀行、生命保険会社などの機関投資家の間ではスタンダードな投資法として積極的に採用されています。知らぬは個人ばかりで、金融のプロの間では、インデックス運用は世界標準のスタンダードな投資法だったのです。
2. デメリット
インデックス投資の最初のデメリットは手数料がかかるということです。特に運用管理費用は毎日かかるため、リターンを直接押し下げる要因になります。
次に、長期間保有で旨味がでる金融資産であるため、すぐには結果が出ないことです。
3. インデックスファンドの出口戦略
1)リアロケーション
100から年齢を引いた割合を株式、残りを債権へと資産配分を行うような戦略が一つです。加齢とともにリスク許容度も下がっていきますので、よりリスクとリターンの低い債券へと試算を映していきます。
2)定率の取り崩し
前提としては上述した資産配分の比率を崩さないよう、定率でそれぞれから取り崩していきます。目安としては4%程度が推奨されているようです。
3)必要な時、必要な分
人生の後半になれば、必要な分だけシンプルに引き出しましょう。人生が残り少なくなってくれば、使えるお金は使っていきましょう。
≪こんな人におすすめ≫
・株式投資に詳しい方
資産運用に関して、出口戦略まで書かれているので参考になるかと思います。
≪併せて読みたい書籍≫
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